呼吸器の症状は、咳と痰、そして息切れがあります。他にも、胸痛、血痰、喘鳴など多彩です。
当院では、気管支喘息、咳喘息、慢性肺気腫、肺線維症、肺癌、肺結核、肺炎などの診断を行い、治療を致します。
病状により病院との連携をしています。
ここでは、気管支喘息、慢性肺気腫、肺がん、の病気についてご説明します。
呼吸器の症状は、咳と痰、そして息切れがあります。他にも、胸痛、血痰、喘鳴など多彩です。
当院では、気管支喘息、咳喘息、慢性肺気腫、肺線維症、肺癌、肺結核、肺炎などの診断を行い、治療を致します。
病状により病院との連携をしています。
ここでは、気管支喘息、慢性肺気腫、肺がん、の病気についてご説明します。
気管支喘息の診断がまず大事です。気管支喘息の診断は病歴、問診、胸部写真、肺機能検査によってなされます。
最近は呼気中の一酸化窒素の測定がとても参考になります。
肺機能検査は気管支が慢性的にどの程度狭くなっているのかの評価に役に立ちます。
あなたが気管支喘息発作で苦しんでいるとしたら早めに呼吸器内科への受診を薦めます。重症度によって治療内容が異なります。
軽い状態ですと昼は普通に仕事ができるのに夜になると発作が出ます。
実は昼間に発作がないように見えても、走ったり階段を上ったりすると咳や息切れがでてきます。
また横になると咳や発作が出やすくなります。
この段階で早めに喘息(ぜんそく)の治療をすると早くよくなります。気管支喘息の軽い症状に対しても我慢してはいけません。
また一旦よくなったように見えても再び悪化する事が良くあります。
この状態では喘息(ぜんそく)の薬をしっかり服用したり、吸入ステロイドを使ったりすることが大切で、それにより具合は改善します。
薬の中断をすると再発する事が多いので中断しないように徐々に減量していきましょう。
吸入ステロイドの吸入は継続する事が必要です。
軽い咳がある時でも日常生活で大事なことはできるだけ安静にしていることです。入浴もしないほうがよいでしょう。
体を冷やすと喘息(ぜんそく)は悪化します。仕事も無理をしないで可能であれば休んだほうが良いです。過激な労働はしてはなりません。発作をいっそう悪化させます。
水泳は一般に喘息(ぜんそく)に良いといわれますが、このような状態のときは水泳もしてはなりません。
運動全般は良くなく休むべきです。
さらに悪化すると日中にも発作が出てきます。止まらない咳、たんの絡まり、ゼーゼーと胸がなるようになります。
少し歩いただけで息が切れるようになります。
ここまで悪化すると点滴が必要になります。ステロイドが入った点滴が必要になります。
まずは気管支拡張剤の内服が必要です。その次に必要なのは吸入ステロイドです。
これは気管支の炎症をおさえて発作を軽減してくれます。さらに抗アレルギー剤の内服も必要になる場合もあるでしょう。
発作がある時は発作止めの吸入器も使用してもよいのですが、必ず吸入ステロイドも使い、
それでも良くならなければ、受診をしてください。
発作があるときは安静を、発作がないときは適度な運動をしましょう。
発作の予防のためには体を冷やさないこと、また過労、精神的なストレスが続いていると発作がでてきます。
疲れを感じる前に自分の体をいたわってやりましょう。好きな音楽、ゆっくりした体操、十分な睡眠をとってみましょう。
保険の適応外ですが、気管支拡張作用がある硫酸マグネシウムと多くのビタミン剤が入っているマイヤーズカクテルの点滴は副作用もなくステロイドも入っていなく、疲労も取ってくれるすばらしい点滴です。マイヤーズ点滴をしてから喘息発作が全くでなくなった人もいます。発作の予防にも有効です。
タバコが原因です。50歳前後からかかります。
殆どの人は男性ですが最近は女性もタバコを吸うためになることがあります。
この病気は年々増えています。
人間の肺は気管、気管支、細気管支と次々と枝分かれして最終的には肺胞という薄い袋状のものになります。
ここで酸素と二酸化炭素が交換されるのです。人間は酸素がなければエネルギーを作り出すことができません。
慢性肺気腫はこの大事な肺胞が破壊される病気です。肺胞が破壊されるだけで無く、気管支も細くなります。
しかもこの破壊が徐々に進行します。
ですから症状としては安静時は具合は悪くないのに少し動くと息切れが出てきます。階段の上り下りも息切れが出てきます。
急いで歩く事もできなくなります。
胸部写真、肺機能検査、肺CTにて診断されます。進行性の病気ですが経過はゆっくりとしています。
治療としては抗コリン剤の吸入があります。この吸入をしますと気管支が拡張され息切れが改善します。
肺気腫の人は免疫力の低下があり肺炎を起こしやすくなります。
肺炎予防として肺炎球菌ワクチンやインフルエンザワクチンの接種はぜひ受けましょう。
進行性の病気ですが悲観的になる必要はありません。楽しく過ごすために先ずはできることから始めましょう。
体力をつけるために適度な運動と栄養価の高い食事をしっかり取りましょう。食事を楽しみましょう。
1回にたくさん取れない時は、食事の回数を多くして特にたんぱく質、脂質をしっかりとり免疫力を高めましょう。
在宅酸素療法が必要になる場合もあります。患者さんの中では、酸素ボンベを携帯して旅行を楽しんでおられる方もいます。
旅行先で一晩泊まる場合も宿泊所に酸素濃縮器を用意していただく事ができます。その場合は主治医に相談してください。
在宅酸素をすると今までの息切れがとても改善します。また肺炎をおこしにくくなります。
人の目を気になさらないで在宅酸素をすれば違う世界が見えてきます。